派遣社員で感じた失敗

 

正社員での就職活動をしていたら、年齢的にもなかなか採用されず正社員での応募では履歴書を郵送した段階で面接にまでたどり着くことさえできず、生活もあるので気軽に派遣登録したことが派遣社員として働きだしたのがきっかけでした。

派遣先での主な業務内容は事務系の仕事をしていました。伝票入力や電話対応、書類作成等正社員の方と全く同じ業務でした。

日々の業務には丁寧にミスがないよう正社員の方とも仲良くしながら手早く業務をこなしていました。最初から仕事をそつなくこなし、評価も高くいただいていました。派遣元の担当者はほとんど会う事や話すことはありませんでしたが、派遣先に用事があったときのみ私の職場にきて顔をたまにみせます。ある日、「頑張って仕事してくれてる、能力が高くて非常にたすかっています。正社員の道も考えておいて下さい。と派遣先人事担当から言われている」 と派遣元営業担当者に言われ元々正社員で働きたかった私にはとても嬉しく思いました。それからという毎日は、今まで以上に努力して仕事をこなしました。

ただ気になっていたのは、派遣先の勤務形態は定時時間が9時から18時だったのですが、派遣社員は残業してはいけないと派遣先から指示されていたのですが、自分が持っている担当業務は18時以降必ずしないといけない業務があります。それをほって切り上げて帰る事は会社、取引先業務全部に支障が出る為にできませんでした。

いつも業務が終了するのは21時や22時です。残業をしてはいけないので、18時にタイムカードを打刻してそれ以降の業務に取り掛かるのです。いわゆるサービス残業です。

しかし、正社員の方は普通に残業をしています。残業代もでるということなのに派遣社員だけ残業代がでない事に不平等さと労働基準法違反の疑問もあり軽く派遣先の上司や派遣元の営業担当の方に相談をしていました。しかし何も解決にはならず、ひたすら良い仕事ができるよう日々努力してを正社員になれば解決できると信じ、そのまま変わりなく2年が過ぎました。

しかしある日、派遣先人事担当の方と派遣元営業担当と3者で話し合いになりました。

『派遣先の事情で新入社員を数名受け入れないといけなくなった為、来月で契約終了になります』と突然言われていました。

「私は正社員になれないのですか?」ときいたら、『派遣社員は繁忙期の急な対応で使っているだけ。派遣社員を正社員にすることはない』と派遣先の人事担当に言われました。

正社員の道を考えておくように言われていたので期待して頑張っていた事を伝えると、派遣元の担当者が派遣社員が1日でも長く勤務する事を願ってする営業トークでリップサービスだったという事がわかりました。

同じ仕事をしていても派遣社員という立場にはまるで派遣先会社の外部の人間という疎外感はいつも感じていました。このような結果になる事をどこか心の中で恐れていたのかもしれません。この事は良い勉強になったと自分に言い聞かせ、これからは諦めず正社員で働くか、派遣社員になるなら割り切って働くか、期待をせず働きます。