初めての派遣社員で雇用形態の壁を感じた

期間限定での仕事を探している時に、知人から派遣社員として就業することをすすめられました。時給が良くいろいろな職種での案件があるため、希望に合ったものが見つかるだろうとの事でした。

それまで私が働いていた会社には、派遣社員がいなかったので未知の世界だったのですが、派遣会社のサイトを見て、時給の高さに驚きました。アルバイトとして働くよりも、派遣の方が断然魅力的です。残業の無い事務職を探していたのですが、アルバイトでの求人よりも時給は1.5倍です。派遣登録をすれば自分に合った仕事を派遣会社の方から紹介してくれるので、効率は良くなります。

結局、登録直後に案内してもらった案件ですぐに話がまとまり、初めて派遣社員として就業することになりました。

主な業務内容

私が担当したのはIT関連の企業でのデータ入力と請求業務です。主に営業がお客様からの受領した申込書の内容を、専用端末に登録する仕事です。また、月末には約4千件の顧客に対しての請求業務が発生するのですが、専用端末から出力するだけで無く、顧客の希望する仕様での請求書を個別に作成する必要もあるため、かなり神経を遣う仕事です。

雇用形態の壁

外資系IT企業である私の派遣先では、社員や派遣など雇用形態にとらわれることの無いチーム編成となっています。頑張れば必ず評価はしてもらえる職場です。

私は勤務し始めてもうすぐ3年になるのですが、チームリーダーを任されており、私の部下として社員の方がいます。社員の方々と対等に仕事が出来ることに、私はやりがいを感じているのですが…実際のところ、方向性の違いなど考え方が食い違ってしまえば派遣社員が折れなければならないのが事実。やはり他の会社に所属する立場であるため、最終的にはその企業の従業員に決定権はあります。「これがこの会社のルールです」「これは社員の指示を仰いでください」と言われてしまえば、いくらチームの責任者を任されている立場であっても何も言えません。

また指示通りの仕事をしてくれない方もいます。今は忙しい、やり方がわからないなどと子供のような理由を付けてやりたくない仕事は断ってくるのです。「派遣こそ言われたことだけやってればいいんだよ」と陰口をいわれたこともあります。派遣社員に仕事の指示をされるのが気に入らない…そんな気持ちもわかるもですが、実力で選ばれたのだから仕方ありません。

アルバイトをしていた時には感じなかったのですが、派遣社員として働いて初めて雇用形態で壁が生まれてしまうのだと実感しました。

また、会社の行事に関しては、全体ミーティングと称しながら正社員しか召集されない場合があります。取り残された派遣社員の私たちには「何を話しているのだろう」と少し気になってしまうところがあります。

しかしながら、その雇用形態の壁を取り払おうと気を遣ってくれる正社員の方もいます。私にチームリーダーを任せてくれた上司もそうですが、常に私の仕事の進捗状況を気に掛け、声を掛けてくれる先輩もいます。仕事が終わった後には食事に誘っていただき、仕事の相談や世間話で風通しの良い関係を作ってくれます。 このような方々のお陰で、なんとか仕事が続けられている…というのが正直なところです。

派遣社員で働いた感想

仕事にやりがいを感じていても、人間関係で働き辛さを感じるのはどの会社でもあること。しかし性格や考え方が合わないのでは無く、雇用形態で「見下している」かのような態度をとられてしまうのはどうも納得がいきません。同じ派遣で働く人の中には「派遣はヘルプのようなポジションなので仕方がない」と割り切っている方もいるのですが、実力主義の私には理解しがたい考え方です。確かに、会社としては必要な部分に必要な期間だけ人を補充したい時に派遣社員を導入します。ヘルプ、という言葉に間違いはないかもしれません。私のような仕事に対しての真面目すぎるタイプの人には、派遣という雇用形態は難しいかもしれない…と感じてしまいました。